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10月 1, 2019

『10回目のただいま』に向かって

四万十川ウルトラマラソンを走るのは今年で10回目。中島美弥子さんはフィニッシュサポーターとして、今年もランナーをフィニッシュまで送り出す。父親の影響でマラソンは子どものころから身近なもの。「いつかは自分も走りたい」と子どものころから思い続けてきたマラソンへの熱意、そして第二の故郷とさえ語るようになった四万十への思いとは?



リビングの写真に憧れて

 

 

「トライアスロンをやっていた父の応援についていくことも多くて、子どものころから大会の会場は遊び場でした。リビングには父が第2回目の四万十を完走したときの写真が飾ってありましたし、自分にとってマラソンはすごく身近なものでした。父にできるんだから私にもできる、と漠然と思っていました」

 

フルマラソンを完走した5年後。2010年、中島さんはついに四万十にチャレンジすることを決意する。しかし初めての大会は制限時間の9分前にゴール。

 

「父と一緒に走ろうと思っていたのですが、残念ながら落選。私一人で参加しました。父からオーバーペースに気をつけるように言われていたのも忘れ飛ばしてしまった結果、60㎞過ぎからがっくりとペースダウン。暑さと筋肉痛と疲労で、隣を歩いている地元の方に抜かれて自分の遅さにびっくりするほどでした。

でも地元のみなさんやスタッフの方が『おかえり』『がんばれ』と声をかけてくださった言葉が嬉しく、本当にゴールできるんだという喜びと応援に感謝の気持ちでいっぱいに。ラスト5㎞は号泣してしまいました。あまりにもつらくて、2度と100㎞なんて走らないと思っていましたが、不思議なもので今回で10回目になります」

 



ランナーを勇気づけ、完走までサポート

 

 

彼女が2015年から続けているフィニッシュサポーターとは、いわゆるペースメーカーのことだが、競技時間が長いウルトラマラソンの場合は少し役割が異なる。「次のトイレはどこ?」「今後坂道はない?」「給水はどれくらい?」など、コースについて熟知し、完走までを“サポート”するコーチとしての役割も求められる。

「初めてサポーターをしたときには、それまで5回四万十を走ったにも関わらず、ほかのサポーターさんに比べてあまりコースのことも分かっていませんでした。ただ声かけだけはだれにも負けないくらい頑張ろうと決め、ペースが遅くなっていたり、しんどそうにされている方には『つらいのは皆一緒。もうひとふんばり』『あと少しで給水です』『一緒に走っていきましょう』と声をかけるようにしました。

 

初めて四万十を走った時、声かけが前に進む原動力になるというすごさを身をもって体験していたので。マラソンは一人で走っているように思えますがそうじゃないんですよね」

 

また今年も感動を分かち合いたい

中島さんが10回参加した中で感じてきた四万十の魅力は、自然と人の温かさ。

「コースのちょうど40㎞すぎたあたりで四万十川沿いに出るんですが、そのキラキラした清流を見るとランナーの目の輝きが変わってくるのを感じます。自然が大きな力になるのも魅力のひとつです。

 

また前日からコースの草刈りをしたり、朝3時から1300個ものおにぎりを握ったり、かがり火を焚いて足元を照らしたり、クルマのライトを点けたり、名簿をみてランナーの名前を叫んだり、大きな声と満面の笑みで『来てくれてありがとう』『おかえり』とエールを送っていただいたり・・・スタートからゴールまでの間ずーっと地元の方のサポートがあります。フィニッシュまで走ることができるのは、みなさんのサポートがあるからです。感謝の気持ちを伝えたい!と、走り終えるとまた四万十に会いに行きたくなります。

 

今年もフィニッシュサポーターをしますが、みなさんとつらいときも自然を見ながら、地元の方の応援を力に変えてフィニッシュを目指して感動を分かち合いたいと思います」

 

「ここに来ると帰ってきたような感覚になる」という中島さん。第二の故郷と言える四万十で今年も多くのランナーを向かい入れ、フィニッシュまで送り出す。

 





中島さんが今回のチャレンジに選んだシューズはこちら。

クリフトン 6